大野耐一はトヨタ生産方式の生みの親で知られています。トヨタ用語も多く知られています。しかし、新郷重夫と大野耐一がトヨタの工場で同時に改善に取り組んでいたことはあまり良く知られていません。新郷重夫は持ち前のIE手法と事象を深く掘り下げる目を持ってムダの排除にも貢献していました。新郷は主に段取り時間の短縮にフォーカスして小ロット、一個流しに集中し、SMEDを完成させ9秒以内に完了することにトヨタ工場内でリーダーシップを発揮していました。トヨタ式では5Whyといって「5回のなぜ」を繰り返さないと真因には到達しなく、再発防止にはならないと言っていますが、新郷は3回のなぜを繰り返せば3倍儲かると世界に発信していました。1950年代には設備を工程順に並べて流れ化とた工程持ちを発信していました。
新郷重夫語録 ムダは見つけるものである ”働く”ということは、単に”人+動く”と言うことではない ”思う”と”考える”は違う 時間は動作の影でしかない 時間を測定するのに時計はいらない 技術屋と偽術屋 大野耐一語録 動くと働く 自動化と自働化 目で見る管理 省人化 少人化 離れ小島 流れ作業と流し作業 止まらないラインは、素晴らしく良いか、よほど悪いのかどちらかである。 つくり過ぎのムダ 低成長期において、造り過ぎは罪悪である 原因と真因 資料と紙量と死量 相互助け合い 稼働率と可動率 術には行動が必要 百聞は一見にしかず、百見は一行(行動)にしかず チェックとは反省である 悪いモノをつくると損をするシステムをつくれ作業改善から設備改善へ 個々の能率より全体の能率を考えよ 合理化とは、当たり前のことを無理なく、できるようにすることである。 合理化された工場は、当たり前に見える いずれの語録は写真の本より抜粋しました。ここに抜粋したものはほんの少しです。 皆さんもじっくり読んでみて下さい。毎日の過ごし方がかわってきますよ。