スピード経営という言葉がありました。

一時スピード経営という言葉がはやったことがありました。これは意思決定を早くする、開発期間を短くする、様な所に目が行っていたと思います。その頃、1985年にWindows 1.0が登場してインターネット、電子メールがファックス、ワープロに取って代わった頃でした。この背景にはトヨタ生産方式があったとおもいます。トップは現場にでて自分の目で本質を知ることが意思決定を早く、正しく行うことをといていました。部下から上がってくる報告書を待って決断するよう待っている。待っている時間の無駄に気づいていないということです。これはマネジメントの中で無駄を排除することで時間の短縮になることを言っていました。このときにパソコン、インターネットの時短効果を理解出来ないひとは今でも多くいます。これは道具を使いこなせないので止めた人です。この道具を使いこなしてどう仕事、マネジメントに活かそうとしようとしたかで大きく方向を分けてしまったとおもっております。当時は米国でもトヨタ生産方式を学んでいました。トヨタの車、日本の車は何故品質が良いのか?良く聞かれたものです。その秘密は自働化(JIDOKA)にあると理解して彼等はQRQC(Quick Response Quality Control)と呼んでいました。現場にWAR ROOMと称して問題解決を現場で素早く達成しようというものでした。今でいう大部屋です。1985年当時、私が一番びっくりしたのはパワーポイントでした。報告書の作成の容易では画期的でした。当時私の上司は米国クリーブランドの本社にいました。時差はほぼ12時間、夜昼逆転状態です。向こうが寝ている間に報告書(データー、写真、グラフ、等)を送っておけます。おまけに音声データで報告書のプレゼンも添付できます。この便利さからインターネット、パソコンは時短のツールとして恩恵にあずかりました。このハードルを越えられなかった人は部下にやらせる。パソコンを使える部下は大事、部下の配置転換には徹底的に抵抗する。これは、部下を育てるという上司の使命、責任を放棄下も同じことです。その課、部は責任者の能力レベルで停止してそれ以上は絶対に向上はありえません。私の立場として方針管理を徹底するために組織改革を頻繁に行いたいと思いましたが様々な抵抗に会い随分生産性の向上に関して時間の無駄、時間のロス、を実感したことを思い出します。時間の無駄を考える時、流れ化は大変役に立ちます。モノの流れ、人の流れ、金の流れ仕事の流れ、をいつも考える事ことです。もっともっと短くならないか!!!! 「時間は動作の影」新郷重夫氏の言葉です。