明けましておめでとうございます。
今年の干支は癸卯、停滞から芽吹きの春を迎える年とか。身も心も頭も軽々と、
次なるステージへ跳躍する年へ!コロナ禍ももう普通の注意で大丈夫そうですね。
後期高齢者の仲間入りをした私ですがそんなことを考えています。
GDPの横ばい、DX化の遅れ、ディスカウント競争、後進国化、自殺率世界一(10万人当り16人、2位はイギリスで7人だそうです。)等など、マスコミも地上波TV、新聞も負の煽りオンパレードです。変化をわざと遅らせているような報道ばかりです。改革を掲げて様々なプロジェクトが展開されてきましたが旨く変わったことがありましたでしょうか?改革と命うって行われたことで良くなった印象はありません。イギリスの思想家のエドマンド・バーグが「フランス革命の省察」のなかで書いていますが、フランス革命の状況がそうやってフランスを破壊してきただけだと書いています。こうした過去の事例から、歴史の教訓から学ぶこと無く、今日の政治家さん達は自分達は特別だというふうに考えているのでしょう。改革とは、生きている馬や牛を殺して革靴、ハンドバッグに変えてしまうということです。日本人の改革好きには呆れたものです。この30年、改革を掲げて、それを支持してきた結果が今なのです。グローバリズムも2008年のリーマンショックで方向転換した世界について行けずに未だにそれを信じているビジネス業界もことし目目を冷まして国内活性化と生産性向上にエネルギーを使いませんか?
今年は「温故知新」に拘って見ようと思っております。先人達の経験から発せられた言葉にいまの淀んだ社会を活気づけるものがあると思います。一つにはトヨタ生産方式の心、モノづくりに拘ってきた先人達の心を皆さんと共有して待ち時間の無駄、リードタイムの短縮にIT力で挑戦していく積もりです。