トヨタ生産方式とは 1975年当時

皆さんも石油ショックという言葉を何処かで聞いた事があると思います。1974年に中東戦争が勃発して石油価格が暴騰、日本への石油供給も今までのようにはいかなくなるという報道のもとトイレットペーパー、プラスチック容器の買い占めが社会問題となったことです。その頃は低成長期と言われるなか、トヨタだけが元気がいいと皆が注目しました。何故か?トヨタはトヨタ生産方式というものを持っている、かんばん方式だそうだ。とう噂が製造業の間に広まりました。その当時、トヨタ生産方式を教えるのには、「止められないか」「簡単にできないか」「組合せられないか」「組合せが簡単にできないか」に着眼してまずムダの徹底排除を考えて、人が抜けるかどうかでは無く、まず、人を抜いてみて、せっぱ詰まった状態において知恵を出させることの2点であると教えていたそうです。これはTWIの中のJI(仕事の教え方)、JM(改善の仕方)をマスターしたトレーナーがトヨタ社内、トヨタサプライヤーでトヨタ式(人間性の尊重、モノづくりは人づくり)普及の原点になっていました。

これを理解するためには豊田佐吉の信条を纏めた「トヨタ綱領」を理解することから初めて見ましょう。

  

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